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J-GLOBAL ID：201102260375331243   整理番号：11A0823835

シリカフュームコンクリートの塩化物イオン拡散性状および固定化特性

DIFFUSION AND BINDING OF CHLORIDE IONS IN SILICA FUME CONCRETE

著者 (4件)： 川原真一 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  嶋毅 (住友大阪セメント セメントコンクリート研) ,  須田裕哉 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  佐伯竜彦 (新潟大 工)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 64  ページ： 354-361  発行年： 2011年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： シリカフュームの混和による塩化物イオン実効拡散係数低下のメカニズムを明らかにするため,塩分浸透抵抗性を総合的に評価するために,シリカフュームの混和による固定塩化物量についても検討した。その結果,1)塩化物イオン実効拡散係数は,酸素拡散係数を定数倍することで評価できること,2)シリカフューム置換率が大きいほど,固定塩化物量の上限値が小さくなる傾向があること,3)塩化物イオン実効拡散係数は,シリカフュームの混和により大きく低下すること,などが分かった。

シソーラス用語： *コンクリート ,  *シリカヒューム ,  *物質移動 ,  イオン拡散 ,  *塩化物 ,  改変 ,  拡散係数 ,  固定 ,  酸素 ,  置換率 ,  濃度依存性 ,  空隙率 ,  細孔径分布 ,  水和物 ,  可溶性 ,  比表面積 ,  吸着 ,  浸透 ,  溶解性 ,  ケイ酸カルシウム水和物
準シソーラス用語： C-S-H ,  固定化

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  その他の石材  (YC05070M)

引用文献 (11件)：

• 1) 嶋毅ほか:シリカフュームコンクリートの塩分浸透抵抗性、セメント・コンクリート論文集、No.63、pp.414-420 (2009)
• 2) 白川敏夫ほか:セメントペースト硬化体中の乾燥の程度と気体拡散係数の関係、日本建築学会構造系論文集、No.524、pp.7-12 (1999)
• 3) 石田哲也、宮原茂禎、丸屋剛:ポルトランドセメントおよび混和材を使用したモルタルの塩素固定化特性、土木学会論文集E、Vol.63、No.1、pp.14-26 (2007)
• 4) 鈴木一孝:コンクリートの耐久性評価を目的とした水和組織の分析手法に関する研究、コンクリート工学論文集、Vol.1、No.2、pp.39-49 (1990)
• 5) 大沢栄也、坂井悦郎、大門正機:フライアッシューセメント系水和におけるフライアッシュの反応率、セメント・コンクリート論文集、No.53、pp.96-101 (1999)

タイトルに関連する用語 (3件)： 塩化物イオン ,  拡散性 ,  固定化