抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海水中のネオジム同位体比(
143Nd/
144Nd)は供給源となる岩石と水塊の混合によってのみ変化するため,陸源物質や水塊の指標として有用であるが,現代の海水自体の報告例が少い。特にインド洋ではネオジム同位体比の報告例は西部や北東部海域に限られている。本研究ではGEOTRACES計画によるインド洋縦断観測からインド洋中央部におけるネオジム同位体比の表層分布を明らかにする。インド洋における同位体比分布は表層水にごとにそれぞれ供給源を反映した特徴的な値を示した。特に亜熱帯前線の北側ではAgulhas Return Currentによって輸送された非常に低い同位体が観察された。(著者抄録)