抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,PS灰の高吸水性や軽量な特徴に着目し,プレキャスト埋設型モルタル型枠へのPS灰造粒骨材を用いたモルタルの適用性について検討する。具体的には,まずモルタルの流動性,強度および型枠として使用した際の内部コンクリートへの養生効果について評価する。次に,乾燥収縮試験を実施し,モルタルの乾燥収縮挙動の評価,乾燥収縮挙動を再現できる予測式の提案を行い,それらを評価する。さらにPSモルタルの実用性について検討するために,プレキャスト塀板を試験施工し,経過観察により評価する。本研究で得られた結果を以下に要約する。1)PSモルタル平板を型枠として用いる養生したコンクリートは強度,密実性が高く,PSモルタルのプレキャスト型枠としての有効性が確認された。2)PSモルタルの乾燥収縮ひずみは,乾燥材齢400日で約2000~5000×10
-6となり,PS灰造粒骨材の吸水率や密度が乾燥収縮に影響を及ぼしていると推察される。3)プレキャスト塀板を用いた実用性検討において塀板に0.04~0.10mm程度のひび割れの発生が観察された。4)本研究ではプレキャスト材料の中でも埋設型モルタル製型枠および塀板について検討した。