抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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航空機構造に占める複合材の割合は増加している。したがって,複合材構造修理の重要性は,今後ますます増加していくものと考えられる。本研究では,修理後の複合材(修理材)の基礎特性を試験により取得し,修理部の強度特性を把握することを目的とした。供試する修理材(試験片)は,実際の航空機構造に用いられている材料で製作した。3種類の異なる修理法で成形された修理材の材料特性の評価を行い,修理法がボイド発生や機械的特性に与える影響,およびボイドが機械的特性に与える影響を把握した。本文に示した図から,成形法によってボイド率が異なることが明らかになった。更にボイド率が大きいほど引張強さが減少する傾向にあり,ボイドが引張強さを低下させる原因であることが推察される。引張強さは,バラツキは大きいものの,ボイド率の増加にともないほぼ直線的に低下している。その結果,修理材の材料特性は,修理法の違いにより影響を受け,機械的特性も異なることが明らかになった。また,本研究で採用したボイドの簡易計測方法は,機械的特性に与えるボイドの影響を評価するうえで有効であることが明らかになった。