抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
コイル巻枠に負膨張性を持つDFRP(ダイニーマ繊維強化プラスチック)とGFRPを用いたYBCOシングルパンケーキコイルを作製し,膨張収縮がコイル全体に及ぼす影響を比較して,DFRPの有効性を検証した。YBCO線材を用いたシングルパンケーキコイルを作製し,巻枠にDFRPとGFRPを用い,層数を変えて77°Kにおける熱歪や臨界電流の測定法を述べた。試験の結果,層数1,4,7層の各コイルで巻枠による歪値に違いが見られ,DFRPの巻枠を用いたコイルの方が歪値が大きくなった。DFRPの膨張により最外層線材の収縮が抑えられていることから,DFRPの有効性を明らかにするとともに,臨界電流の測定結果に基き,コイル特性の劣化は生じていないことを確認した。