文献

J-GLOBAL ID：201302260453873222   整理番号：13A0801998

「非一様せん断場での微粒子分散・凝集モデルの開発」

Particle Dispersion/Aggregation Model in a Non-Uniform Shear Flow

著者 (4件)： MASUDA Koji (Kobe Univ., Hyogo, JPN) ,  SUZUKI Hiroshi (Kobe Univ., Hyogo, JPN) ,  KOMODA Yoshiyuki (Kobe Univ., Hyogo, JPN) ,  HIDEMA Ruri (Kobe Univ., Hyogo, JPN)
資料名： 日本レオロジー学会誌  (Journal of the Society of Rheology, Japan)
巻： 41  号： 2  ページ： 75-81  発行年： 2013年04月15日 
JST資料番号： Z0961A  ISSN： 0387-1533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非一様せん断場における,局所的な微粒子の分散・凝集挙動を予測するモデルを開発した。本モデルでは,ブラウン凝集・せん断凝集・せん断破壊によるバランスさせることで,せん断場中の凝集体のサイズ分布を算出した。非一様せん断場としては,流れの剥離や再付着がおこる2次元のバックステップ流れを対象として数値計算を行った。また,流路中にステップを持つマイクロ流路を作成し流動実験をおこない,数値計算の結果と比較することでモデルの検証をおこなった。固液サスペンションの固体体積分率は0.01とした。ステップ高さ基準のレイノルズ数は数値計算・流動実験ともに1.5×10^-4とした。数値計算によって得られた結果は流動実験の結果と良好な一致がみられ,妥当性のある結果であることが確認された。本研究で開発されたモデルは,非一様せん断場中の微粒子の分散・凝集挙動を予測するツールとして有用であることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *微粒子 ,  *分散【dispersion】 ,  *凝集 ,  *剪断応力 ,  *予測モデル ,  Brown運動 ,  粒度分布 ,  管内流 ,  Reynolds数 ,  数値計算

分類 (2件)： コロイド化学一般  (CB11010C) ,  管内流  (BC02090Q)

引用文献 (23件)：

• 1) Smoluchowski M, Zeitschrift für Physikalische Chemie, 92, 129, 168, (1917).
• 2) Swift DL, Friedlander S, J Colloid Sci, 19, 7, 621-647, (1964).
• 3) Higashitani K, Tanaka T, Yoshizo M, J Colloid and Interface Sci, 63, 3, 551-560, (1978).
• 4) Higashitani K, Miyafusa S, Matsuda T, J Colloid and Interface Sci, 77, 1, 21-28, (1980).
• 5) Higashitani K, Ogawa R, Hosokawa G, Matsuno Y, J Chem Eng Jap, 15, 4, 299-304, (1982).

タイトルに関連する用語 (6件)： 非一様 ,  せん断 ,  粒子分散 ,  凝集 ,  モデル ,  開発