抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,自然光の導入という中庭の環境的な役割に着目し,中庭や周囲の居室における形態と冬期の採光の関係を検討して,現代日本のコートハウスの特徴を空間構成と光環境の両側面から考察した。研究では,中庭の断面的な構成を壁面の高さや開口,仕上げなどの形態的な特徴から捉え,中庭と居室の自然光による明るさをシミュレーションソフトを用いて模擬的に検討し,さらにそれらの組合せの特徴を捉えた。中庭まわりの光環境パタンに整理し,中庭も居室も一日を通して明るさが確保されるものが多く,また,中庭まわりには「変動」を含み「同一」と「相違」の組合せが対照的な光環境パタンが多いなどの特徴を示した。得られた断面構成パタンと光環境パタンをマトリクスにより組み合わせて検討することで,中庭まわりの断面構成と冬期の光環境にみられる8つの類型を導いた。さらに,これらの類型間にみられる特徴を空間・光・時間という水準の異なる3つの対比関係の組合せによって位置付けた。