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J-GLOBAL ID：201402218802191313   整理番号：14A0587320

土地利用の違いが雲の形成に与える影響~松山平野における雲底高度及び日射量観測による検討~

EFFECTS OF DIFFERENCES IN LAND USE ON FORMATION OF CLOUDS FIELD OBSERVATIONS OF CLOUD BASE LEVEL AND SOLAR RADIATION IN MATSUYAMA PLAIN

著者 (4件)： 森本一行 (愛媛大学大学院) ,  山本拓男 (愛媛大学大学院) ,  重谷祐樹 (株式会社IHIインフラシステム) ,  森脇亮 (愛媛大学大学院)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 69  号： 4  ページ： I.1747-I.1752 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 愛媛県・松山平野は土地利用のコントラストが明瞭であり,ヒートアイランド現象が慢性的に生じている。また,都市域と郊外域での地表面フラックス観測から放射・熱収支データを得られる。土地利用の違いが上空の雲の形成に与える影響について検討を行う上で適した地域である。降水の前段階である雲の形成過程に着目し,松山平野の気象観測データを用いて,土地利用の違いが雲の形成に与える影響を検討し,次の結果を得た。1)都市域と郊外域の地表面の土地利用の違いが雲底高度に差を生じさせるが,それには風向が影響する,2)都市域と郊外域の地表面の土地利用の違いがその上空の雲の発達に影響を与える,3)海風の発達が弱い日に,局所的な土地利用の影響がその上空の雲の形成に反映されやすい。

シソーラス用語： *土地利用 ,  *雲形成 ,  平野 ,  愛媛県 ,  *高さ ,  日射量 ,  ヒートアイランド ,  フラックス【流束】 ,  風向 ,  混合層 ,  海風 ,  *雲底高度 ,  松山平野 ,  地表面フラックス
準シソーラス用語： 凝結高度

分類 (2件)： 雲と降水の微物理  (DC05110M) ,  土地利用一般,地域制  (RD02010Z)

引用文献 (11件)：

• 1) 藤部文昭:ヒートアイランドが降水におよぼす影響-夏の対流性降水を中心にして-,天気 ,51(2),pp.109-115,2004.
• 2) 下重亮,仲吉信人,神田学:都市要因を考慮した夏季関東における都市型集中豪雨の多事例解析,水工学論文集,第54巻,pp.349-354,2010.
• 3) 甲斐憲次,浦健一,河村武,朴(小野)恵淑:東京環状八号線道路付近の上空に発生する雲(環八雲)の事例解析-1989年8月21日の例-,天気,42(7),pp.417-427,1995.
• 4) 米谷恒春:地表の高温域による大気成層の変質とそれが対流雲の発達に及ぼす影響-数値実験,国立防災科学技術センター研究報告,第22号,pp.63-81,1979.
• 5) 関口武:都市気候学,天気,17(3),pp.89-96,1970.

タイトルに関連する用語 (6件)： 土地利用 ,  雲 ,  松山平野 ,  雲底高度 ,  日射量 ,  観測