抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プラズマ理工学分野で,今後重要な役割を果たすであろう大気圧プラズマに焦点を当て,これまでの発展と期待される応用について述べた。大気圧プラズマは,大気圧に近い圧力で形成される「大気圧非平衡プラズマ」と呼ばれるもので,熱プラズマや減圧環境下での非平衡プラズマとは明確に区別されている。大気圧プラズマ研究は過去の事例により次の三つに大別出来る。(1)既に確立されたプラズマプロセス(減圧)を大気圧プラズマで置き換え,新機能材料を開発する,あるいは,プロセス簡素化,省エネルギー化を目的とする研究等材料科学分野で研究例が多く見られる。(2)既存の大気圧プラズマ技術をそのまま,あるいは軽微な改造だけで他の分野に移転する。(3)医療,環境・エネルギー応用等これまでプラズマが利用されていなかった分野でのプラズマの新規応用を開拓する。これらの中で最近注目を集めている(3)項でのプラズマの医療応用,及び再生可能電力による化学品生産技術について概要を紹介した。大気圧プラズマは,これまでハイテク分野で発展してきた最先端プラズマ科学を低コスト・低炭素で環境調和型反応プロセスとして発展させるプラットフォームとしての役割を担っていることを強調した。