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J-GLOBAL ID：201402237626080636   整理番号：14A1365134

クリンカ細骨材によるモルタルの緻密化と自己治癒機能

DENSIFICATION AND SELF-HEALING PERFORMANCE OF MORTAR WITH CLINKER FINE AGGREGATE

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著者 (4件)： 細田暁 (横浜国大 大学院都市イノベーション研究院) ,  渡辺優樹 (JR東海) ,  樋口隆行 (電気化学工業) ,  盛岡実 (電気化学工業)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
巻： 67  ページ： 187-194  発行年： 2014年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： クリンカー細骨材をモルタルに用い,モルタルの緻密化と,微細ひび割れを導入した後の自己治癒性能を検討した。モルタルの配合は,W/C50%,S/C3.0である。その結果,収縮-逸散水量関係を用いた分析により,クリンカー細骨材の界面領域が緻密になることを反射電子像による分析で検証した。クリンカー細骨材モルタルは,普通細骨材モルタルより逸散水量が大幅に低減し,収縮量は同程度以下であった。短繊維を混入したモルタルに圧縮載荷で導入した微細ひび割れの幅は,0.02~0.1mm程度であり,クリンカー細骨材を用いた場合に治癒効果が卓越した。微細ひび割れに対する治癒を,収縮-逸散水量の関係,EPMA,吸水抵抗性の観点から確認した。

シソーラス用語： *クリンカ ,  *細骨材 ,  *モルタル ,  緻密化 ,  *回復 ,  *修理 ,  漸移帯 ,  微小亀裂 ,  収縮 ,  散逸 ,  排水量 ,  調合 ,  水セメント比 ,  界面 ,  反射電子回折 ,  ステープルファイバ ,  圧縮荷重 ,  亀裂幅 ,  電子プローブX線分析 ,  吸水率 ,  *自己修復
準シソーラス用語： 自己収縮 ,  短繊維 ,  EPMA【表面分析】

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (4件)：

• 田中勲、鈴木信雄:クリンカを骨材に使用したリサイクルしやすいコンクリートに関する研究、日本建築学会大会学術講演梗概集、材料・施工分冊、 pp.1497-1498 (1995)
• 加藤佳孝、魚本健人:細骨材の量と比表面積が遷移帯形成に及ぼす影響、コンクリート工学年次論文集、 Vol.20, No.2, pp.775-780(1998)
• 國分正胤ほか:軽量骨材コンクリートにおける問題点について、コンクリートライブラリー、No.24、 pp.1-13 (1967)
• Minoru Kunieda et al.:Recovery of protective, performance of cracked Ultra High Performance- Strain Hardening Cementitious Composites(UHP-SHCC)due to autogenous healing, Journal of Advanced Concrete Technology, Vol.10, pp.313- 322(2012)

タイトルに関連する用語 (5件)： クリンカ ,  細骨材 ,  モルタル ,  緻密化 ,  自己治癒