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J-GLOBAL ID：201402252851638017   整理番号：14A1021628

熱レンズ効果を用いたナノ秒パルスレーザのパルスシェイピング

Pulse-shaping of nanosecond pulse laser by means of thermal lens effect

著者 (4件)： KIM Byunggi (東京工大) ,  井上涼太 (東京工大) ,  DOAN Hong Duc (東京工大) ,  伏信一慶 (東京工大)
資料名： 日本機械学会論文集(Web)  (Bulletin of the JSME (Web))
巻： 80  号： 815  ページ： TEP0200 (WEB ONLY)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0182B  ISSN： 2187-9761  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ナノ秒パルスレーザで液体に引き起こされる熱レンズ効果の場合,ナノ秒オーダーで屈折率変化が立ち上がる。閉口Z-scan法を用いることにより,この屈折率変化の応答をナノ秒オーダーでの検出光の透過率変化として得ることが可能となる。本研究では,デュアルビーム閉口Z-scan法の検出光としてナノ秒パルスレーザを用い,検出光パルスに時間的な透過率変化を与えることにより,ナノ秒パルスレーザの時間的パルスシェイピングを図った。まず,ナノ秒パルスレーザで誘起される液体熱レンズ効果の応答の特性を時分解計測で調べ,密度波モデルにより説明した。その結果の上で,ナノ秒パルスレーザの時分的パルスシェイピングの可能性を実験と計算により示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *熱レンズ効果 ,  ナノ秒 ,  *パルスレーザ ,  屈折率 ,  変化 ,  透過率 ,  密度波 ,  *波形成形 ,  パルス圧縮 ,  非線形光学 ,  励起 ,  光 ,  検出

分類 (2件)： 固体レーザ  (BD04080W) ,  レーザの応用  (BD04100V)

引用文献 (8件)：

• Brochard, P., Grolier-Mazza, V. and Cabanel, R., Thermal nonlinear refraction in dye solutions: a study of the transient regime, Journal of the Optical Society of America B, Vol.14, No.2 (1997), pp.405-414.
• Doan, H.D., Akamine, Y. and Fushinobu, K., Fluidic laser beam shaper by using thermal lens effect, International Journal of Heat and Mass Transfer, Vol.55, No.11 (2012), pp.2807-2812.
• Heritier, J.M., Electrostrictive limit and focusing effects in pulsed photoacoustic detection, Optics Communications, Vol.44, No.4 (1983), pp.267-273.
• Kokubun, Y., Light-wave engineering (1999), Kyoritsu Shuppan, pp.215-222 (in Japanese).
• Kovsh, D.I., Yang, S., Hagan, D. J. and Stryland, W.V., Nonlinear optical beam propagation for optical limiting, Applied Optics, Vol.38, No.24 (1999), pp.5168-5180.

タイトルに関連する用語 (4件)： 熱レンズ効果 ,  ナノ秒パルスレーザ ,  パルス ,  シェイピング