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J-GLOBAL ID：201402267572790434   整理番号：14A0899695

植物-土壌系における冬の気候変化: 最近の知見と将来展望のまとめ

Winter climate change in plant-soil systems: summary of recent findings and future perspectives

著者 (8件)： MAKOTO Kobayashi (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  MAKOTO Kobayashi (Hokkaido Univ., Otoineppu, JPN) ,  KAJIMOTO Takuya (Forestry and Forest Products Res. Inst., Tsukuba, JPN) ,  KOYAMA Lina (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KUDO Gaku (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SHIBATA Hideaki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  YANAI Yosuke (NARO Inst. of Vegetable and Tea Sci., Tsukuba, JPN) ,  CORNELISSEN J. H. C. (VU Univ. Amsterdam, Amsterdam, NLD)
資料名： Ecological Research  (Ecological Research)
巻： 29  号： 4  ページ： 593-606  発行年： 2014年07月 
JST資料番号： X0313A  ISSN： 0912-3814  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 冬の気候は世界の多くの地方で変化している。そして,冬の気候変化が植物-土壌システムの構造と機能を改質することが予測できる。これらの変化と陸生生態系におけるそれらの因果関係の理解は,植物-土壌システムにおいて見られる地上および地下部成分ならびに種相互作用の間の結合の知識を必要とする。それは,生物地球化学的循環に重要な影響がある。しかしながら,冬の気候変化研究は,生態系の一部または生態学的過程にだけ焦点を合わせた。著者らは,冬の気候変化への植物-土壌システムの反応の統合的理解を作り出すために,土壌窒素(N)動特性,土壌からの温室効果ガス(N₂O)放出,単一植物によるN使用,植生発育に及ぼす冬の気候とその変化の影響および植生と花粉媒介者間の相互作用に関係している最近の知見をここでまとめた。本レビューは,植物,土壌微生物,花粉媒介者と関連する生物地球化学的循環に及ぼす正味影響が,いくつかの過程の間で平衡を保ち,ターゲット種/機能的グループ,環境の本来の冬の条件と気候変化の型のような状況次第で高多様なことを明らかにした。植物,関連動物と生物地球化学的循環の間の種相互作用に対する冬の気候変化の因果関係は,ほとんど未知である。更なる研究で,生態系レベル機能測定の大規模比較研究は,特に冷え方が少ない生態系において重要である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *植物 ,  *土壌 ,  *生態系 ,  *気候変動 ,  生物地球化学的循環 ,  温室効果ガス ,  土壌窒素 ,  種間相互作用
準シソーラス用語： 種相互作用 ,  生態学的過程と環境過程 ,  比較研究

分類 (4件)： 植物学一般  (EH01010R) ,  土壌学一般  (FB04010V) ,  生態系  (EE01040P) ,  気候学,気候変動  (DC05140T)

タイトルに関連する用語 (5件)： 植物 ,  土壌 ,  冬 ,  気候変化 ,  将来展望