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J-GLOBAL ID：201402268697532352   整理番号：14A0763312

スラグ細骨材を大量混合したコンクリートの港湾の無筋コンクリート構造物への適用性

APPLICABILITY OF CONCRETE WITH HIGH VOLUME OF SLAG FINE AGGREGATE TO PORT CONCRETE STRUCTURES

著者 (3件)： 川端雄一郎 (港湾空港技術研究所) ,  岩波光保 (港湾空港技術研究所) ,  加藤絵万 (港湾空港技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 67  号： 2  ページ： I.400-I.405 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,産業副産物として排出されるスラグ細骨材の有効利用拡大が求められている.スラグ細骨材のさらなる有効利用拡大のためには,スラグ細骨材を大量混合したコンクリートを,品質改善を行わずとも要求性能を満たすことが可能な構造物に適用することが必要であると考えられる.本論は,品質改善を行わずにスラグ細骨材を大量混合したコンクリート(HVSAコンクリート)の港湾の無筋コンクリート構造物への適用性について検討したものである.その結果,ブリーディングが0.5cm³/cm²以下であれば,ブリーディングがHVSAコンクリートの力学特性に及ぼす影響は小さく,また長期耐久性も普通コンクリートと同等であることが確認された。これらの結果から,ブリーディングが0.5cm³/cm²以下であれば,HVSAコンクリートを港湾の無筋コンクリート構造物に適用可能であると考えられた.(著者抄録)

シソーラス用語： *細骨材 ,  *スラグ ,  *構造物 ,  副産物 ,  *プレーンコンクリート ,  ブリージング ,  消波ブロック ,  圧縮強さ ,  *港湾構造物 ,  *無筋コンクリート ,  機械的性質 ,  強度
準シソーラス用語： *スラグ細骨材 ,  根固めブロック ,  産業副産物 ,  無筋コンクリート構造物

分類 (2件)： 港湾施設,港湾工事  (RC15020H) ,  製銑  (WD01050P)

引用文献 (6件)：

• 五味信治,枡田佳寛:スラグ骨材を使用した高密度コンクリートの基礎的実験,コンクリート工学年次論文集,Vol. 27,No. 1, pp. 1417-1422,2005.
• 森晴夫,鳥畑孝志,松本伸郎,本田友之:銅スラグ細骨材を大量混合したコンクリートの鉄筋コンクリートへの適用性に関する検討,コンクリート工学年次論文集,Vol. 31,No. 1,pp. 1843-1848,2009.
• 川端雄一郎,岩波光保,加藤絵万,審良善和:銅スラグ細骨材を大量混合したコンクリートの施工性と品質変化に関する検討,コンクリート工学年次論文集,Vol. 32,No. 1,pp. 1541-1546,2010.
• 国土交通省港湾局監修 日本港湾協会:港湾の施設の技術上の基準・同解説,2007.
• 山路徹,審良善和,濱田秀則,山田一夫:海洋環境におけるコンクリートの劣化性状および劣化指標に関する検討,土木学会論文集E,Vol. 66,No. 2,pp. 21-37,2010.

タイトルに関連する用語 (5件)： スラグ ,  細骨材 ,  コンクリート ,  港湾 ,  適用性