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J-GLOBAL ID：201402291993742941   整理番号：14A0813865

軸力減少を考慮したせん断破壊型鉄筋コンクリート柱の崩壊実験

COLLAPSE TEST OF REINFORCED CONCRETE COLUMNS FAILING IN SHEAR WITH DECREASING AXIAL LOAD

著者 (2件)： 中村孝也 (新潟大 工) ,  芳村学 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 701  ページ： 987-994  発行年： 2014年07月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： RC柱のせん断破壊による層崩壊を防ぐことを目的とし,RC柱のせん断破壊による軸力の減少が柱の水平変形に与える影響を検討した。軸力の減少を想定した崩壊実験を行い,軸力が一定の場合との比較を行った。試験体のせん断補強筋比は0.11%から0.42%,主筋比は1.13%から2.30%とした。軸力に関し,軸力比が0.16または0.18の一定軸力の試験体と,途中で元の75%から20%の範囲で軸力を減少させる試験体の加力実験を行った。その結果,軸力を減少させた試験体は,一定軸力の試験体に比べて大きな水平変形まで軸力を保持できるとの知見を得た。軸力を減少させる度合いが大きいほど崩壊水平変形は増加した。

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート構造 ,  *柱 ,  剪断破壊 ,  崩壊 ,  建築物 ,  軸力 ,  比率 ,  水平変位 ,  補強筋 ,  破壊試験 ,  層崩壊 ,  *鉄筋コンクリート柱 ,  剪断補強筋比 ,  軸圧比 ,  *立体
準シソーラス用語： *RC柱 ,  軸力比 ,  崩壊実験

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (13件)：

• 武藤哲,城石和寛,芳村学,中村孝也:鉄筋コンクリート短柱の崩壊性状 -軸力が一定の場合と減少する場合の比較-,その1,その2,日本建築学会大会学術講演梗概集,C-2, pp.337-340,2010.9
• 伊藤祥,武藤哲,中村孝也,芳村学:軸力の減少を考慮した鉄筋コンクリート柱の崩壊性状,その1,その2,日本建築学会大会学術講演梗概集, C-2, pp.175-178, 2011.8
• 日本建築学会ほか:阪神・淡路大震災調査報告書 建築編-1 鉄筋コンクリート造建築物,p.115,1997.7
• Moehle, J. P., Elwood, K. J., and Sezen, H.:Gravity Load Collapse of Building Frames during Earthquakes, ACI SP-197, Behavior and Design of Concrete Structures for Seismic Performance, American Concrete Institute,2001
• 中村孝也,芳村学,大和征良:せん断破壊型鉄筋コンクリート短柱の軸力保持限界に関する研究,日本建築学会構造系論文集,第561号, pp.193-199, 2002.11

タイトルに関連する用語 (5件)： 軸力 ,  せん断破壊 ,  鉄筋コンクリート柱 ,  崩壊 ,  実験