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J-GLOBAL ID：201502202163429650   整理番号：15A0452463

電解質溶液中の溶媒活量はLiイオン電池およびLi-硫黄電池での電気化学反応を制御する

Solvent Activity in Electrolyte Solutions Controls Electrochemical Reactions in Li-Ion and Li-Sulfur Batteries

著者 (10件)： MOON Heejoon (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  MANDAI Toshihiko (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  TATARA Ryoichi (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  UENO Kazuhide (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  YAMAZAKI Azusa (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  YOSHIDA Kazuki (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  SEKI Shiro (Central Res. Inst. of Electric Power Ind., Tokyo, JPN) ,  DOKKO Kaoru (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  DOKKO Kaoru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  WATANABE Masayoshi (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 119  号： 8  ページ： 3957-3970  発行年： 2015年02月26日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： トリグリム(G3)とヒドロフルオロエーテル(HFE)の混合液を溶媒として1mol/dm³Li[TFSA](TFSA:ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド)溶液を調製した。この溶液中のLi⁺イオンの溶媒和構造とイオン対形成を解明した。Li⁺はG3と選択的溶媒和して[Li(G3)]⁺となっている。G3はLi⁺と1:1の錯体を形成するのでG3の活量はG3/Li[TFSA]≒1では無視できるほどに低下する。リチウムイオン電池では,G3の活量低下につれて酸化安定性は強まり,集電体のAlの腐食速度が抑制され,G3/Li[TFSA]≒1ならば4V程度の電池が安定に操作できる。黒鉛電極では,G3の活量が低ければLi⁺の脱溶媒和は黒鉛と電解質の界面で起こる。Li-S電池では,G3/Li[TFSA]≒1のとき,多硫化リチウムの溶解度は極めて低くて,高効率での充放電が可能となる。

シソーラス用語： 電解質溶液 ,  *活量 ,  溶媒 ,  *リチウムイオン電池 ,  *リチウム電池 ,  *電気化学反応 ,  リチウム化合物 ,  金属イオン ,  溶媒和 ,  イオン対 ,  錯体生成 ,  安定性 ,  腐食速度 ,  黒鉛電極 ,  脱離反応 ,  多硫化物 ,  溶解度 ,  充放電サイクル ,  リチウムイオン ,  *リチウム硫黄電池 ,  混合溶媒 ,  酸化安定性 ,  集電体 ,  選択的溶媒和 ,  脱溶媒和 ,  速度
準シソーラス用語： *溶媒活量

分類 (3件)： 二次電池  (YB04030K) ,  非水溶液  (CB05040G) ,  電気化学反応  (CB07050F)

物質索引 (2件)： トリグリム ,  ビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミン・リチウム

タイトルに関連する用語 (8件)： 電解質溶液 ,  溶媒 ,  活量 ,  Li ,  イオン ,  電池 ,  硫黄 ,  電気化学反応