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J-GLOBAL ID：201502206172221090   整理番号：15A0942930

高速断層シュリーレンによる二次元翼バフェットの可視化

Fast-framing Focusing Schlieren Visualization of Two-dimensional Wing Buffet

著者 (7件)： 山口真伍 (岡山大学大学院自然科学研究科) ,  河内俊憲 (岡山大学大学院自然科学研究科) ,  小池俊輔 (宇宙航空研究開発機構) ,  中島努 (宇宙航空研究開発機構) ,  佐藤衛 (宇宙航空研究開発機構) ,  神田宏 (宇宙航空研究開発機構) ,  柳瀬眞一郎 (岡山大学大学院自然科学研究科)
資料名： 日本航空宇宙学会論文集  (Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences)
巻： 63  号： 4  ページ： 166-174 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： L3565A  ISSN： 1344-6460  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 遷音速で飛行する航空機のバフェットは,翼面上に発生する衝撃波が自励起振動することで生じ航空機の操縦性や構造設計に重大な影響を与える。本研究では断層シュリーレン法によりスーパークリティカル翼模型で生じるバフェットを高速度カメラで可視化した。主流Mach数は0.7,Reynolds数は5×10⁶である。可視化で,衝撃波が上流に遡るときはその形状がλ衝撃波となり,下流に下がるときはλ衝撃波から湾曲した衝撃波形態になることが判った。また衝撃波が上流に遡るときはλ衝撃波のすぐ下流に多数のかなり強い圧縮波列が生じることも分かった。迎え角が5度から6度に増加するとバフェット振動数は80.3Hzから95.7Hzに増加することが判った。バフェットを生じていない迎え角4度では振幅は小さいが衝撃波が585.5Hzで振動していることも明らかになった。

シソーラス用語： 二次元翼 ,  *バフェッティング ,  衝撃波 ,  干渉 ,  境界層 ,  主翼 ,  遷音速風洞 ,  シュリーレン法 ,  *流れの可視化 ,  自励振動 ,  航空機 ,  迎え角 ,  *スーパークリティカル翼 ,  衝撃波干渉 ,  層
準シソーラス用語： 衝撃波相互作用

分類 (1件)： 航空機の空気力学  (QK02010T)

引用文献 (16件)：

• 1) Lee, B. H. K.: Self-sustained Shock Oscillations on Airfoils at Transonic Speeds, Progr. Aerospace Sci., 37 (2001), pp. 147-171.
• 2) Koike, S., Sato, M., Kanda, H., Nakajima, T., Nakakita, K., Kusunose, K., Murayama, M., Ito, Y. and Yamamoto, K.: Experiment of Vortex Generators on NASA SC(2)-0518 Two Dimensional Wing for Buffet Reduction, APISAT-2013 05-08-2, 2013.
• 3) 小池俊輔,佐藤衛,神田宏,中島努,中北和之,楠瀬一洋,村山光宏,伊藤靖,山本一臣:遷音速流れにおける2次元翼上ボルテックスジェネレータのバフェット抑制効果,第46回流体力学講演会/第32回航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム,2A07, 2014.
• 4) 小池俊輔,中北和之,中島努,古賀星吾,楠瀬一洋,村山光宏,伊藤靖,山本一臣:ボルテックスジェネレータによるNASA Common Research Modelの空力特性改善,第46回流体力学講演会/第32回航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム,2A09, 2014.
• 5) 杉岡洋介,沼田大樹,浅井圭介,小池俊輔,中北和之,古賀星吾:非定常PSPによる遷音速バフェット現象の可視化,第46回流体力学講演会/第32回航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム,2A10, 2014.

タイトルに関連する用語 (3件)： 断層 ,  二次元翼 ,  可視化