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J-GLOBAL ID：201502206262416752   整理番号：15A1042558

非定常流動条件下での同軸円筒間の流動における粒子分散の数値シミュレーション

Numerical Simulation of Particle Dispersion in Flow between Coaxial Cylinders under Unsteady Flow Conditions

著者 (4件)： MASUDA Koji (Dep. of Applied Chemistry, Kobe City Coll. of Technol.) ,  SUZUKI Hiroshi (Dep. of Chemical Sci. and Engineering, Kobe Univ.) ,  KOMODA Yoshiyuki (Dep. of Chemical Sci. and Engineering, Kobe Univ.) ,  HIDEMA Ruri (Organization of Advanced Sci. and Technol., Kobe Univ.)
資料名： 日本レオロジー学会誌  (Journal of the Society of Rheology, Japan)
巻： 43  号： 3_4  ページ： 85-92 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： Z0961A  ISSN： 0387-1533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二つの同軸円筒間の懸濁液の非定常流動の二次元数値計算を行う。新規のチキソトロピーモデルを用いて分散特性を検討した。粒子径,固形の体積率および分散媒質の粘度はそれぞれ2.5μm,0.15,および195Pa・sにセットする。せん断速度を0.1s^-1から1s^-1まで急激に変化させる。モデルの検証のために,数値の結果はこれまで報告された実験結果と比較した。クラスター中の粒子の平均数はせん断速度の変化の後ですぐに増加して,最大に達した後,引き続いて減少して,せん断速度変化の後40sで最終的に定常状態に達した。著者らのモデルはこれまでのモデルより分散特性の時間変化をより良く示した。検証の後,時間変化特性に対する結合エネルギーの影響を検討する。結合エネルギーを2.7×10^-13,2.7×10^-12および2.7×10^-11Jと変化させた。著者らはクラスタ中の粒子の平均数の漸近値は結合エネルギーに依存していたが,この相関は線状でなかった。著者らの結果から分散特性に関して一定の臨界結合エネルギーの存在を示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *円筒 ,  *懸濁液 ,  *非定常流 ,  *微粒子 ,  分散【dispersion】 ,  二次元 ,  *シミュレーション ,  チキソトロピー ,  解析モデル ,  体積率 ,  剪断速度 ,  粘度 ,  核結合エネルギー ,  *融解高分子
準シソーラス用語： *共軸円筒 ,  *数値シミュレーション ,  体積分率

分類 (2件)： 高分子溶液の理論  (CG02012B) ,  粉砕,混合,造粒,乾燥  (YH04020R)

引用文献 (17件)：

• 1) Smoluchowski MV, Z Phys Chem, 92, 129 (1917).
• 2) Swift DL, Friedlander SK, J Colloid Sci, 19, 621 (1964).
• 3) Higashitani K, Tanaka T, Matsuno Y, J Colloid Interface Sci, 63, 551 (1978).
• 4) Higashitani K, Ogawa R, Hosokawa G, Matsuno Y, J Chem Eng Jpn, 15, 299 (1982).
• 5) Higashitani K, Iimura K, Sanda H, Chem Eng Sci, 56, 2927 (2001).

タイトルに関連する用語 (5件)： 定常流動 ,  同軸 ,  流動 ,  粒子分散 ,  数値シミュレーション