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J-GLOBAL ID：201502288835671596   整理番号：15A0225164

低合金鋼のガス窒化により形成する化合物層中のγ′相およびε相の相安定性に及ぼす炭素量の影響

著者 (3件)： 平岡泰 (パーカー熱処理工業) ,  渡邊陽一 (パーカー熱処理工業) ,  梅澤修 (横浜国大)
資料名： 熱処理  (Journal of the Japan Society for Heat Treatment)
巻： 54  号： 6  ページ： 313-318  発行年： 2014年12月28日 
JST資料番号： G0963A  ISSN： 0288-0490  CODEN： NESHDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Feに添加した0.1~1.0%Cが,Lehrer図のγ′相およびε相の相安定性に及ぼす影響をCALPHAD法による平衡熱力学計算により検討した。そして,炭素量が0.1mass%,0.45mass%および1.0mass%と異なる3種類の鋼においてガス窒化処理による実験検証を行った。炭素はε相を低温・低窒化ポテンシャル側へ安定化させ,一方でこの領域に存在するγ′相を不安定化させる。また,ガス窒化処理で形成した表面相構造は,鋼材炭素量に依存せず,ほぼ0.1%C鋼の計算結果に一致した。これはガス窒化処理中の表面脱炭現象によるものと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *低炭素鋼 ,  解法 ,  計算 ,  *相安定性 ,  *ε相 ,  脱炭 ,  中炭素鋼 ,  高炭素鋼 ,  *ガス窒化 ,  *窒化層 ,  *γプライム相 ,  含有量 ,  図表 ,  熱処理条件 ,  熱力学 ,  熱力学計算 ,  CALPHAD法 ,  炭素量 ,  除去 ,  *改変
準シソーラス用語： CALPHAD ,  Lehrer図 ,  炭素含有量

分類 (3件)： 表面硬化熱処理  (WC03030E) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  金属系の相平衡・状態図  (CB03012T)

引用文献 (18件)：

• (1) ディーター・リートケほか:鉄の窒化と軟窒化,アグネ技術センター,p.41, p.51, p.106, p.158(2011).
• (2) Pietzsch, S., and Bohmer, S.: J. of Heat Treatment and Materials, 51, p.364 (1996).
• (3) Spies, H.-J., and Hock, K.: J. of Heat Treatment and Materials, 51, p.233 (1996).
• (4) Lehrer, E.: Zeitschrift fur Elektrochemie, 36, p.383 (1930).
• (5) 宮本吾郎:第2回熱処理技術セミナーテキスト,日本熱処理技術協会,p.1-1(2008).

タイトルに関連する用語 (6件)： 低合金鋼 ,  ガス窒化 ,  化合物層 ,  ε相 ,  相安定性 ,  炭素量