抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報告書は,科学衛星・探査機推進系の信頼性を向上させるべく,不具合要因分析を行い,科学衛星・探査機に特有な推進系の不具合を減ずるには知見の拡充が必要とされた技術項目について,基礎データを取得して研究を行ったものである。研究は主に4つの項目について行った。(1)推薬透過の影響評価として,バルブのシール材に用いられる代表的な樹脂材料について,材料を透過する推薬蒸気量の基礎的なデータを取得した。(2)推薬等の長期保管の影響評価として,推進系に使用される金属材料と推薬の適合性を確認した。さらに,注排弁シール部と水の材料適合性に課題を見つけた。(3)酸化剤の気泡発生確認については,擬似推薬に液化ガスを使用した場合に発生する気泡の影響を確認した。(4)洗浄方法の研究では,推進系内部の洗浄方法の改善に取り組み,マイクロバブルや減圧沸騰の効果を評価した。本研究で得られた成果が,今後,発生した不具合に対応するのではなく,不具合の未然防止に役立つことを期待する。(著者抄録)