抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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CFRPの構造材料としての歴史は金属材料よりも浅く,複合材料の強度評価を行っている強度試験規格について,国際的に統一された標準規格は体系として構築されていない。本稿では,民間航空機産業におけるCFRPの強度試験規格の現状について紹介した。まず,民間航空機製造と強度試験規格の現状について概説した後,JIS,ISO規格化の例に言及し,CFRPの強度評価に必要な物性の一つとして,複合材料の切欠き感度に対する強度低下の評価方法(短冊型の試験片中央部に孔をあけた有孔試験片の長手両端または試験片の表面から孔部分に圧縮荷重を与えることで強度を評価する方法)を紹介した。次に国際標準化・規格化推進と課題について触れ,1)規格制定に必要な時間と人員の確保,2)国内での標準試験法の統一と合意,3)大学における教育,4)規格化推進と装置開発を取り上げ,それぞれについて説明した。