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J-GLOBAL ID:201602287452438198   整理番号:16A0456257

Mintオペレーティングシステムを用いたNICドライバの開発支援手法の実現

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巻: 2016  号: OS-136  ページ: VOL.2016-OS-136,NO.8 (WEB ONLY)  発行年: 2016年02月22日 
JST資料番号: U0451A  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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割込処理は,OS機能を実現する処理の中でも非同期に発生するため,処理の再現が難しく,開発工数の増加を招く。仮想計算機を用いて割込をエミュレートする開発手法が提案されているが,この手法は,ハイパーバイザのオーバヘッドにより,短い間隔や一定間隔で発生する割込を再現できない。我々が研究開発しているMintオペレーティングシステムは,仮想化を用いずに複数のOSを走行可能である。そこで,Mintを用いて開発対象のOSとは別に開発支援用のOSを動作させることで,上記の問題を解決できる。具体的には,Mint上で動作する2つのOSの一方を擬似的なデバイスとし,その擬似デバイスが短い間隔で割込を発生させる。本稿では,割込が多発するNICドライバに提案手法を適用し,NICドライバの開発支援に有用であることを示す。(著者抄録)
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分類 (2件):
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オペレーティングシステム  ,  計算機システム開発 
引用文献 (10件):
  • Chou, A., Yang, J., Chelf, B., Hallem, S. and Engler, D.: An empirical study of operating systems errors, Vol. 35, No. 5, ACM (2001).
  • 千崎良太,中原大貴,牛尾 裕,片岡哲也,粟田祐一,乃村能成,谷口秀夫:マルチコアにおいて複数の Linux カーネルを走行させる Mint オペレーティングシステムの設計と評価,電子情報通信学会技術研究報告書,Vol. 110, No. 278, pp. 29-34 (2010).
  • 宮原俊介,吉村 剛,山田浩史,河野健二:仮想マシンモニタを用いた割込み処理のデバッグ手法,情報処理学会研究報告,Vol. 2013-OS-124, No. 6, pp. 1-8 (2013).
  • Samuel, T.K., George, W.D. and M.C., P.: Debugging operating systems with time-travelling virtual machines, Proceedings of The USENIX Annual Technical Conference, pp. 1-15 (2005).
  • Jim, C., Tal, G., Peter and M.C.: Decoupling dynamic program analysis from executionin virtual environments, USENIX 2008 Annual Technical Conference, pp. 1-14 (2008).
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