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J-GLOBAL ID:201702212019895316   整理番号:17A1614976

硫酸ナトリウムの作用を受けたセメント系硬化体における硫酸イオン移動性状に関する基礎的検討

FUNDAMENTAL STUDY ON SULFATE ION TRANSPORT IN HARDENED CEMENT PASTE CURED IN SODIUM SULFATE SOLUTION
著者 (3件):
資料名:
巻: 69  号:ページ: 417-424(J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U1105A  ISSN: 2187-3313  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本研究はセメント系硬化体をNa2SO4溶液に浸漬し,電気泳動法によって硫酸イオン実効拡散係数の算出を行い,水和物に着目して硬化体空隙構造を評価することで,水和物の変質が硫酸イオン移動性状に及ぼす影響を把握することを目的とした。その結果,普通ポルトランドセメントに高炉スラグ微粉末を70%置換し,無水セッコウおよび石灰石微粉末を混和した配合で屈曲度が増大し,硫酸イオン実効拡散係数が低下した。屈曲度の増大は,C-S-Hに加えてエトリンガイトの比表面積および生成量を考慮した屈曲経路長によって評価可能となった。このことからNa2SO4の作用を受けたセメント系硬化体では,エトリンガイトの生成が屈曲度の増大に寄与している可能性が示された。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (1件):
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モルタル,コンクリート 
引用文献 (16件):
  • 1) 羽原俊祐:硫酸塩膨張とDEF、セメント・コンクリート、No.671、pp.61-63(2003)
  • 2) B. P. Bellport:Combating sulfate attack on concrete on breau of reclamation projects, In:E. G. Swenson, Editor, “Performance of concrete:resistance of concrete to sulfate and other environmental conditions”, University of Toronto Press, Canada, pp.77-92(1968)
  • 3) 吉田夏樹ほか:硫酸塩を含む土壌に建築された住宅基礎コンクリートの劣化、セメント・コンクリート論文集、No.61、pp.270-275(2007)
  • 4) 須田裕哉、土田詩織、佐伯竜彦:セメント系硬化体の水和物の比表面積に関する研究、セメント・コンクリート論文集、No.65、pp.103-110(2011)
  • 5) 佐藤賢之介ほか:エトリンガイトの生成量および生成起源が長期間硫酸塩に浸漬した高炉セメント系材料の耐硫酸塩性に及ぼす影響、セメント・コンクリート論文集、Vol.68、pp.396-403(2014)
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