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J-GLOBAL ID：201702214665411891   整理番号：17A1614908

エトリンガイトの生成量および生成起源が長期間硫酸塩に浸漬した高炉セメント系材料の耐硫酸塩性に及ぼす影響

EFFECT OF AMOUNT OF ETTRINGITE AND ETTRINGITE GENERATION ORIGIN ON SULFATE RESISTANCE OF BLAST FURNACE SLAG CEMENT DURING LONG TERM SULFATE IMMERSION TEST

著者 (4件)： 佐藤賢之介 (新潟大学 大学院自然科学研究科環境科学専攻) ,  斎藤豪 (新潟大学 工学部建設学科) ,  佐伯竜彦 (新潟大学 工学部建設学科) ,  菊地道生 (新潟大学 大学院自然科学研究科・日本学術振興会特別研究員 DC)
資料名： セメント・コンクリート論文集(Web)  (Cement Science and Concrete Technology (Web))
巻： 68  号： 1  ページ： 396-403(J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U1105A  ISSN： 2187-3313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,普通ポルトランドセメントに高炉スラグ微粉末-無水せっこう-石灰石微粉末を用いた高炉セメント系材料について,硫酸塩種および温度条件が硫酸塩劣化機構に及ぼす影響を明らかにすること,さらにエトリンガイトの生成量,生成速度および生成起源に着目して検討することにより,膨張性状の評価を行うことを目的とした。その結果,硫酸塩種によって溶液のpHに差が生じ,水和生成物が変化することで劣化形態が異なるものと考察した。また,単純なエトリンガイト生成量だけでは膨張性状を評価できなかったが,単位週当りのエトリンガイト生成量や,特に生成起源別エトリンガイト量を考慮することによって,膨張性状評価が可能となることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *エトリンジャイト ,  *硫酸塩 ,  *浸漬 ,  *高炉セメント ,  *耐硫酸塩性 ,  ポルトランドセメント ,  硬石膏 ,  温度条件 ,  浸食 ,  反応速度 ,  膨張 ,  水和物 ,  高炉スラグ微粉末 ,  石灰石微粉末 ,  普通ポルトランドセメント ,  生成速度【化学】
準シソーラス用語： *起源 ,  生成速度 ,  無水石膏 ,  硫酸塩劣化

著者キーワード (16件)： 耐硫酸塩性 ,  硫酸ナトリウム ,  硫酸マグネシウム ,  高炉スラグ微粉末 ,  無水せっこう ,  石灰石微粉末 ,  エトリンガイト ,  生成起源 ,  Sulfate resistance ,  Na₂SO₄ ,  MgSO₄ ,  Blast furnace slag ,  Anhydrite ,  Limestone powder ,  Ettringite ,  Generation origin

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (18件)：

• 1) B. P. Bellport:Combating sulfate attack on concrete on breau of reclamation projects, In:E. G. Swenson, Editor, “Performance of concrete:resistance of concrete to sulfate and other environmental conditions”, University of Toronto Press, Canada, pp.77-92(1968)
• 2) Rasheeduzzafar et al.:ACI journal, Proc., Vol. 81, No.1, pp.13-20(1984)
• 3) 吉田夏樹ほか:硫酸塩を含む土壌に建築された住宅基礎コンクリートの劣化、セメント・コンクリート論文集、No.61、pp.270-275(2007)
• 4) ACI committee 201.2R:Guide to Durable Concrete(2008)
• 5) 下林清一、岩渕俊次:セメントの強さにおよぼす石灰石微粉末の影響、セメント技術年報、Vol.33、pp.84-87(1979)

タイトルに関連する用語 (8件)： エトリンガイト ,  生成量 ,  起源 ,  硫酸塩 ,  浸漬 ,  高炉 ,  セメント系材料 ,  耐硫酸塩性