抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,MIDIキーボードを用いて既存楽曲中の歌声を編集し,メロディの変更やハモリパート・輪唱パートの追加を可能にする歌声キーボードを提案する。このシステムでは元パートの歌詞を保存してピッチやリズムをリアルタイムで操作できるためライブパフォーマンスに用いることができ,歌手に指示して自分の好みに合うように歌ってもらっているかのような体験をもたらす。具体的には,ユーザはMIDIキーボードを用いて好みのメロディを演奏する。楽曲中の歌声パートは音符に対応した短い区間に事前に分割され,演奏モードに応じて各区間がユーザのキーボード操作に割り当てられ,ユーザのキーボード操作に応じて音高及び音長が変化する。このシステムの実現にあたり,歌声分離,歌声パートの分割,ユーザの演奏と分割区間の対応付け,リアルタイムピッチシフトが必要である。このうち対応付けについては,意図通りの編集が行われるように三種類のアルゴリズムを用意することで対処した。被験者実験の結果,提案システムの有効性が示された。(著者抄録)