抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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音声認識システムは多くのタスクで高い認識性能を達成している。しかしこれらの性能は,音声に対する書き起こし作成にかかる膨大なコストに依存している。そこで多くのユーザに利用される音声認識システムのサービスにおいて,書き起こし文の代わりに,ユーザからの簡単なフィードバックから学習することが可能となれば,システムはより便利かつ自立したものとなる。本論文では,DNN音声認識システムにおける強化学習手法を提案する。発話毎に2つの認識仮説からユーザが最も良いと思う仮説を選択し,どちらの仮説が選択されたかを表すバイナリ値をシステムにフィードバックすることで学習を行う。認識実験の結果,教師なし適応を用いた場合と比較して,提案手法が認識性能を向上させることを示した。また,片方の認識仮説だけではなく,フィードバックをもとに両方の認識仮説を重み付きで用いて学習することにより,更に性能を向上させることを示した。ユーザの選択が完璧でなかった場合を想定し,フィードバックとなるバイナリ値をランダムに15%反転させた実験についても,提案手法が有効であることを示した。(著者抄録)