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J-GLOBAL ID:201702286092068002   整理番号:17A1614863

Ca-Mg-Si系材料を混和しオートクレーブ養生したセメント系材料の水和反応解析および硫酸塩劣化抑制機構に関する研究

STUDIES ON HYDRATION QUANTITATIVE ANALYSIS AND SULFATE RESISTANCE OF Ca-Mg-Si-BASED CEMENT MATERIALS WITH AUTOCLAVE CURING
著者 (4件):
資料名:
巻: 68  号:ページ: 2-9(J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: U1105A  ISSN: 2187-3313  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本研究ではCa-Mg-Si系材料をケイ石微粉末と共にセメントに置換し,オートクレーブ(AC)養生を実施した試料について水和反応解析を行い,トバモライトをはじめとしたAC養生後の水和生成物と硫酸塩抵抗性とを関連づけて考察することを目的とした。その結果,オケルマナイトはAC養生下で反応性を示し,Mg型トバモライトやケイ酸カルシウムマグネシウム水和物などの生成に寄与したことがわかった。またXRDによる水和反応解析,FT-IRおよび29Si NMRの結果を総合すると,オケルマナイト置換およびAC養生による耐硫酸塩性向上の要因は,低置換率においてはMg型を含むトバモライトが多量に生成したことにより,高置換率においてはトバモライト構造を維持しつつ,重合度が高いシリケート鎖を有した低C/S比のケイ酸カルシウムマグネシウム水和物等が生成したことによるものと考察した。(著者抄録)
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セメントの性質・分析 
引用文献 (21件):
  • 1) 吉田夏樹:コンクリート構造物における硫酸塩劣化の現状-ソーマサイト生成による新たな劣化問題-、GBRC、Vol.28、No.4、pp.32-38(2003)
  • 2) 大門正機:セメントの科学-ポルトランドセメントの製造と硬化-、内田老鶴圃(1995)
  • 3) 斎藤豪ほか:γ-2CaO・SiO2を置換しオートクレーブ養生および促進炭酸化養生したセメント系材料の硫酸塩浸透性状に関する研究、材料、Vol.60、No.4、pp.332-338(2011)
  • 4) 斎藤豪ほか:オートクレーブ養生したOPC-γ-C2S-ケイ石微粉末系ペースト、モルタルおよびコンクリートの耐酸性に関する研究、土木学会論文集E、Vol.69、No.4、pp.348-360(2013)
  • 5) 松井久仁雄:軽量気泡コンクリートと水との係わり-その組織形成過程と体積変化挙動に関する研究-、東京工業大学学士論文(2010)
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