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J-GLOBAL ID：201802228585441986   整理番号：18A1570423

新潟県長岡市根立遺跡出土の漆製品と植物遺体の研究(2)

著者 (12件)： 小澤清男 (千葉市教委) ,  片岡太郎 (弘前大) ,  鹿納晴尚 (東北大 総合学術博物館) ,  上條信彦 (弘前大) ,  小林和貴 (東北大 植物園) ,  佐々木理 (東北大 総合学術博物館) ,  佐々木由香 (パレオ・ラボ) ,  佐々木由香 (明治大 黒耀石研究セ) ,  鈴木三男 (東北大 植物園) ,  永嶋正春 (歴史民俗博物館) ,  能城修一 (明治大 黒耀石研究セ) ,  BHANDARI Sudarshan (パレオ・ラボ)
資料名： 長岡市立科学博物館研究報告  (Bulletin of the Nagaoka Municipal Science Museum)
号： 53  ページ： 65-98  発行年： 2018年03月31日 
JST資料番号： X0667A  ISSN： 0285-6085  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・長岡市根立遺跡から出土された遺物の中から漆製品と植物遺体を抽出して行った各種分析調査の結果を報告。
・結歯式漆塗堅櫛2点のX線CT分析を行い,断層像の画像解析から内部立体構造を解明。
・漆塗木製容器,および漆塗土製耳飾は漆塗膜の断面調査と元素分析の結果を報告。
・漆製品と木製品における植物遺体の樹種を同定調査。
・漆製品,木製品,編組製品,撚り紐,樹皮素材,素材束,自然木から試料採取。
・徒手切片法と樹脂包埋切片法により切片を作製し,自然木については,片刃剃刀を用いた徒手切片法で切片作製。
・X線CT,X線透過画像から組織構造を解析。
・2016~2017年に行った遺物の分析結果より,同定された植物遺体の樹種は,マツ,ヒノキ,イヌガヤ,タケ,アケビ,サクラ,ケンボナシ,クリ,コナラ,トチノキ,シナノキ,アジサイ,マタタビ,および,不明広葉樹。

シソーラス用語： 現地調査 ,  *木製品 ,  *植物遺体 ,  装飾品 ,  立体構造 ,  内部構造 ,  *組織構造 ,  元素分析 ,  樹皮 ,  切片法 ,  X線CT ,  X線検査 ,  断層画像 ,  撚糸 ,  *遺跡 ,  新潟県 ,  土器 ,  *漆 ,  遺跡調査 ,  *出土品 ,  *漆器 ,  長岡市 ,  検査 ,  放射線検査 ,  X線診断 ,  非破壊検査
準シソーラス用語： 漆工芸品 ,  X線透過試験 ,  撚り糸 ,  文化財

分類 (2件)： 各種建築物一般  (RB05010O) ,  樹皮,その他の林産物  (FF05050G)

引用文献 (53件)：

• 石井寛(1984)堀之内2式土器の研究(予察).調査研究収録No.5:1-47.港北ニュータウン埋蔵文化財調査団.
• 石井寛(1992)称名寺式土器の分類と変遷.調査研究収録No.9:1-70.財団法人横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター.
• 伊東隆夫・佐野雄三・安部久・内海泰弘・山口和徳(2011) 「日本有用樹木誌」.海青社.大津.
• 伊東隆夫・山田昌久(2012)「木の考古学 出土木製品用材データベース」.海青社.大津.
• 伊東崇(2003)「分谷地A遺跡II 下段(V区)編 縄文時代漆製品-」.黒川村教育委員.

タイトルに関連する用語 (6件)： 新潟 ,  長岡 ,  遺跡 ,  漆 ,  植物遺体 ,  研究