抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,同一条件下に設置された複数のBluetoothスキャナによって検知されたMACアドレス数の観測結果を用いた交通量推定手法を提案する。交通流中に含まれるBluetooth装備車の数,ならびにスキャナにより検知されるMACアドレス数は,それぞれBluetooth端末の装備率,ならびにスキャナの検知率に基づくランダムサンプリングの結果と言える。従って,単一のスキャナによる検知数は確率的なバラつきを有し,それに基づく交通量の推定は困難と考えられる。本研究で提案する交通量推定手法では,MACアドレス検知数のバラつきを考慮する為,複数のスキャナによる観測結果を使用する。提案手法では,ある時間幅に現れるMACアドレス検知数にポアソン分布を仮定し,検知されたMACアドレス数の尤度が最大となるように交通量を推定する。実交通における計測データを用いた検証では,提案手法により±10%前後の誤差率で交通量の推定が可能であることが明らかとなった。(著者抄録)