抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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相互作用する動的な素子からなるネットワークの示す集団リズムは,心臓の拍動や同期した電力系統のように,実世界において重要な機能的役割を果たすことがしばしばある。一般にそのようなネットワークは高次元の非線形力学系としてモデル化される。ネットワークの集団リズムがこの力学系のリミットサイクル軌道に対応する場合には,軌道に沿って導入した集団位相に着目して,集団リズムを一次元のシンプルな位相方程式で縮約記述することができ,解析が容易になる。本講演では,従来の低次元の非線形振動子に対する位相縮約法を,動的な素子からなる任意のネットワーク結合力学系に拡張できることを示す。特に,与えられた摂動に対する系の集団位相の線形応答特性を特徴づける位相感受関数の従う結合随伴方程式を導出する。例として,FitzHugh-南雲モデルに従う振動性素子と興奮性素子が混在するネットワーク結合力学系の集団リズムを扱い,周期入力によるネットワークの引き込み同期とその最適化や,複数のネットワーク間の相互結合や共通ノイズ同期などについて考察する。(著者抄録)