抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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冬季の薩南海域における魚類仔魚の出現状況を明らかにし,黒潮の内側,流軸,外側に優占する仔魚の食性について,消化管内容物の外部形態による同定及びメタバーコーディング解析,仔魚の炭素及び窒素の安定同位体比分析を組み合わせて実施することにより,詳細に解析した。仔魚の群集構造は6つ(大陸棚グループ1,大陸棚グループ2,黒潮流軸グループ,黒潮外側グループ,大隈海峡グループ,深層グループ)に分類することができた。水深300m以浅では,黒潮の影響を受け同種内においても食性が異なることが分かった。黒潮の流軸及び外側では,低次生産構造において尾虫類を中心とする微生物食物網が重要な役割を担っている可能性が示された。(著者抄録)