部分溶融メルトの固結と晶出鉱物の酸素同位体組成との関係を理解することは,CAI形成領域での加熱プロセスやその環境を制約するために重要である。本研究では,NWA7865reduced CV3chondrite中のKU-N-02Compact Type A CAI(CTA)に対して,SEM-EDS-EBSDによる岩石組織学的観察とTEM(JEOL JEM-2100F,神戸大学)による鉱物の微細組織観察を行った。そして,数ミクロン以上の大きさの鉱物について,SIMS(CAMECA ims-1280HR,北海道大学)により,局所酸素同位体組成分析を行った。(著者抄録)