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J-GLOBAL ID：201902288254977682   整理番号：19A1176205

高C/SのC-S-H焼成により生成したC₂Sの水和反応解析

ANALYSIS ABOUT HYDRATION REACTIONS OF C₂S DERIVED FROM AMORPHOUS C-S-H WITH A HIGH C/S RATIO

著者 (4件)： 井川義貴 (新潟大学 大学院自然科学研究科環境科学専攻(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐二の町8050)) ,  斎藤豪 (新潟大学 工学部建設学科(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐二の町8050)) ,  細川佳史 (太平洋セメント株式会社 中央研究所セメント化学チーム(〒285-8655千葉県佐倉市大作2-4-2)) ,  佐伯竜彦 (新潟大学 工学部建設学科(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐二の町8050))
資料名： セメント・コンクリート論文集(Web)  (Cement Science and Concrete Technology (Web))
巻： 72  号： 1  ページ： 18-24(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1105A  ISSN： 2187-3313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高C/S比の非晶質C-S-Hおよび高活性β-C₂Sからなる「再生可能なセメントサイクル」の構築を目指し,高C/S比の非晶質C-S-Hを合成する段階においては,共沈法によりSi源にオルトケイ酸ナトリウムを用い,固相のNaおよびNO₃を除去した試料でC/S=2.0程度の高C/S比C-S-Hの作製に至った。そこで本報では,合成したC-S-Hを低温焼成して得られたC₂Sの水和性状について検討を行った結果,高C/S比C-S-Hの低温焼成物を80°Cで水和養生した場合,CHの生成を伴わずに元々の高C/S比C-S-Hと類似した構造を有する非晶質C-S-Hが生成する結果となった。またSi源にメタケイ酸ナトリウムを用い,液相を高pHとした試料では,低温焼成物中に存在したWollastoniteが水和し,CHを伴わない非晶質C-S-Hが生成する結果となった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ケイ酸カルシウム ,  *焼成 ,  *水和反応 ,  水和物 ,  非晶質 ,  混合比 ,  低温 ,  共沈 ,  相組成 ,  X線回折 ,  FTIR分光法 ,  結晶構造 ,  リサイクル ,  *ビーライト ,  *低温焼成 ,  ケイ酸カルシウム水和物 ,  利用 ,  再利用
準シソーラス用語： C-S-H

著者キーワード (14件)： 再生セメント ,  高C/S比 ,  C-S-H ,  高活性β-C₂S ,  低温焼成 ,  Wollastonite ,  水和生成物 ,  Recycled cement ,  High C/S ratio ,  C-S-H ,  Highly reactive β-C₂S ,  Low temperature heating ,  Wollastonite ,  Hydration product

分類 (1件)： セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (19件)：

• 1) 太平洋セメント株式会社:CSRレポート、pp.38-39(2016)
• 2) 林建佑ほか:普通ポルトランドセメント代替を目指したビーライト-アウインセメントの開発、セメント・コンクリート論文集、Vol.69、pp.725-732(2015)
• 3) 村田芳樹ほか:高ビーライト系セメントの物性と発熱性状、セメント・コンクリート論文集、No.50、pp.624-629(1996)
• 4) 石田秀輝、佐々木香、光田武:高活性セメント鉱物β-Ca₂SiO₄の低温合成と水和反応ならびに生成ジェル、鉱物学雑誌、第26巻、第3号、pp.135-146(1997)
• 5) 斎藤豪ほか:共沈法による高C/S比C-S-Hの合成、第72回セメント技術大会講演要旨、pp.20-21(2018)

タイトルに関連する用語 (3件)： 焼成 ,  水和反応 ,  解析