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J-GLOBAL ID：202002220712948520   整理番号：20A2436776

ダイヤモンド状炭素(DLC)担持金属粒子からの金属基DLC複合材料膜のコールドスプレー法による作製

Diamond-Like Carbon-Metal Matrix Composites Deposited from Diamond-Like Carbon Coated Metal Particles by Cold Spray Technique

著者 (7件)： 沖村奈南 (東京工大 工学院機械系) ,  CHOI Jongbeom (東京工大 工学院機械系) ,  中山亘 (東京工大 工学院機械系) ,  阿多誠久 (東京工大 工学院機械系) ,  平田祐樹 (東京工大 科学技術創成研究院 未来産技研) ,  大竹尚登 (東京工大 科学技術創成研究院 未来産技研) ,  赤坂大樹 (東京工大 工学院機械系)
資料名： 溶射  (日本溶射学会誌)
巻： 57  号： 4  ページ： 207-212  発行年： 2020年10月31日 
JST資料番号： S0589A  ISSN： 0916-6076  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ダイヤモンド状炭素(DLC)膜は摩擦係数が低く,機械部品の表面に適用される。他方,DLC膜はμm厚さの皮膜としてのみ得られる。本研究では,厚いDLC含有皮膜を得るために,コールドスプレー(CS)法によりDLC被覆金属粒子からDLC含有金属複合材料を堆積した。CS法により,DLC被覆銅粒子を堆積することによって,ミリメートル厚さで摩擦係数の低いDLC含有銅複合膜を得た。DLC含有Cu(Cu-DLC)複合膜の厚さは150μmを超え,金属膜へのDLCの導入はRaman分光法によって実証された。SUJ2軸受ボールを用いたボールオンディスク試験では,DLC被覆銅粒子から堆積したCu-DLC複合膜は,ボールオンディスク試験で固体潤滑剤として機能した。複合膜中のDLCは非常に低い濃度であったが,銅膜よりも低い摩擦係数は,DLCの炭素がボール側に移動したことで表されると考えられた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *コールドスプレー ,  被覆層 ,  金属粉末 ,  銅 ,  *金属基複合材料 ,  *厚膜 ,  摩擦係数 ,  試験装置 ,  溶射層 ,  炭素 ,  DLC被覆 ,  ボールオンディスク型試験機
準シソーラス用語： *DLC含有金属複合材料 ,  ボールオンディスク試験機 ,  溶射皮膜

分類 (2件)： 溶射  (WC08030N) ,  金属系複合材料一般  (WE04010V)

タイトルに関連する用語 (7件)： ダイヤモンド状炭素 ,  DLC ,  担持 ,  金属粒子 ,  複合材料膜 ,  スプレー法 ,  作製