抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,グラフクラスタリング手法としてグラフ研磨が提案されている.本研究では交通系ICカードデータからカード利用者間の類似した行動パターンを把握するために,グラフ研磨を用いた新たな分析手法を提案する.使用データには,2013年12月1日から2015年2月28日までの15ヶ月間に収集された香川県の交通系ICカード「IruCa」の利用履歴9,008,709件を用いる.データに含まれる曜日,時間帯,利用者区分,乗車駅,降車駅の5次数の組合せで構成されるグラフに対して,グラフ研磨を応用した提案手法を適用した結果,141個の特徴的な行動パターンの抽出に成功した.分析結果から,カード利用者間でどの曜日のどの時間帯での利用が類似しているのか,さらにどの駅からどの駅へ移動する傾向にあるのかが明らかとなった.(著者抄録)