抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ものを擦り合わせたときに生じる摩擦電気は従来基礎科学として研究されてきた。そして近年,材料科学の進展により摩擦電気の発電面密度は30mW/cm
2を超えることが可能になり研究がさらに活発化している。また,エレクトロニクス素子の成熟によりトランジスタのリーク電流がナノアンペア以下に低下して省消費電力化したことから,実際に摩擦電気を電源として利用するエレクトロニクス応用が展開されつつある。しかし,摩擦電気が,静電気的な帯電現象を引き起こす源という意味を超えて,エネルギー源として起電力の源となる場合に,この摩擦電気の発生と消失の基本的メカニズムは明らかとはいえないのが現状である。摩擦電気発生の素過程を実空間及びエネルギー空間から明らかにすることが大切になるが,摩擦電気の分子的起源である電荷の変位と双極子の配向が実空間で選択的に測定することができないことが課題の一つである。我々はこれまで,SHGの波長選択性を利用することで,エネルギー空間での違いから摩擦電気の電荷と双極子を特定して可視化する新しい実験方法の実現に成功した。本報告ではポリエチレンテレフタレートの電界誘起光第二次高調波発生(EFISHG)のスペクトル測定を行った結果について報告する。レーザー光波長570nm(SHG波長285nm)でポリエチレンテレフタレートの摩擦電気(電荷)を可視化可能であることを明らかにした。(著者抄録)