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J-GLOBAL ID：202102223181207671   整理番号：21A0478186

河畔木の年輪同位体比を用いた氷河融解量の経年変動の復元の試み

A trial to reconstruct inter-annual variation in glacier melt water using riparian tree-ring isotopic ratios.

著者 (5件)： 中塚武 (北大 低温科研) ,  大西啓子 (北大 低温科研) ,  坂井亜規子 (名大 院) ,  小林修 (愛媛大 農) ,  ZHANG Q. (中国科学院 植物研)
資料名： 日本地球化学会年会講演要旨集  (日本地球化学会年会要旨集)
巻： 52nd (Web)  ページ： ROMBUNNO.2P37(J-STAGE)  発行年： 2005年 
JST資料番号： L0849A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地球温暖化などに伴う山岳氷河の融解量の経年変化の実態を復元・解析するため,中国甘粛省の七一氷河の末端の河川敷に生息する樹木(Caragana microphylla Lam.)の数個体から年輪円盤を採取し,年輪を1年刻みで分割してセルロースを抽出し,その酸素・水素・炭素同位体比を分析した。また比較のため,氷河の影響を受けない近傍の河川からも同樹種を数個体採取して,同じ分析を行った。気象観測データとの相関解析から,酸素同位体比は主に夏季の相対湿度と土壌水の同位体比に,炭素同位体比は主に水利用効率,つまり土壌水分量の影響を受けて変化することが分かった。炭素同位体比の経年変動パターンの2地点間での比較などから,同氷河は近年の温暖化に伴い,その融解量が継続的に増加し続けている可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 堤外地 ,  河岸 ,  マメ科 ,  年輪 ,  中華人民共和国 ,  *同位体存在比 ,  酸素同位体 ,  炭素同位体 ,  氷河 ,  山岳地 ,  *氷河融解 ,  *経時変化 ,  地球温暖化 ,  気象観測 ,  土壌含水量 ,  古環境 ,  河川水 ,  相対湿度 ,  ムレスズメ属 ,  古環境復元 ,  山岳氷河 ,  酸素同位体比 ,  炭素同位体比
準シソーラス用語： 河川敷 ,  *経年変動 ,  *年輪同位体比

分類 (1件)： 雪氷学  (DC08000N)

タイトルに関連する用語 (7件)： 木 ,  年輪 ,  同位体比 ,  氷河融解 ,  経年変動 ,  復元 ,  試み