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J-GLOBAL ID：202102232150577767   整理番号：21A2215944

動的モード分解を用いた二次元翼バフェットの主要モードの抽出

Extracting Principal Modes of Two-dimensional Shock Buffet by Using Dynamic Mode Decomposition

著者 (4件)： 福本翔太 (岡山大) ,  河内俊憲 (岡山大) ,  大寺健吾 (岡山大) ,  杉岡洋介 (JAXA)
資料名： 流体力学講演会/航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム講演集(CD-ROM)
巻： 53rd-39th  ページ： ROMBUNNO.2A11  発行年： 2021年 
JST資料番号： Z0903B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 遷音速衝撃バフェットと呼ばれる衝撃波の自己振動は,遷音速流における翼表面で起こる。LeeとCrouchは,異なる圧力波伝播による自己持続機構を説明したが,フィードバックループが支配的な実験的証拠はない。本研究の主目的は,高速集束シュリーレン技術で得られた画像を用いて,衝撃バフェット現象に関連する圧力波の支配的なフィードバック経路を同定することである。実験データは,流れ場が広範囲の周波数を有する多くの圧力波のような複雑な現象を含むことを示した。したがって,バフェットの支配的モードを抽出するために動的モード分解(DMD)解析を行なった。周波数が衝撃軌道において高いパワースペクトルを持つDMDモードを選択し,調査した。ショックフットでの圧力摂動の生成と,衝撃に伴う上向きの伝播を示すDMDモードが見つかり,これは,Crouchの結果と同様であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 遷音速流 ,  *衝撃波 ,  *振動 ,  *表面 ,  モード解析 ,  分解 ,  シュリーレン法 ,  *翼面 ,  モード分解

分類 (2件)： 高速空気力学  (BC03000C) ,  航空機の空気力学  (QK02010T)

引用文献 (18件)：

• Lee, B.H.K.: Self-sustained shock oscillations on airfoils at transonic speeds, Progress in Aerospace Sciences, 37 (2001), pp. 147-171.
• Koike, S., Sato, M., Kanda, H., Nakajima, T., Nakakita, K., Kusunose, K., Murayama, M., Ito, Y., and Yamamoto, K.: Experiment of Vortex Generators on NASA SC(2)-0518 Two Dimensional Wing for Buffet Reduction, APISAT-2013 05-08-2 (2013).
• 小池俊輔, 佐藤衛, 神田宏, 中島務, 中北和之, 楠瀬一洋, 村山光宏, 伊藤靖, 山本一臣: 遷音速流れにおける2次元翼上ボルテックスジェネレータのバフェット抑制効果, 第46回流体力学講演会/第32回航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム, 2A07 (2014).
• 小池俊輔, 中北和之, 中島務, 古賀星吾, 楠瀬一洋, 村山光宏, 伊藤靖, 山本一臣: ボルテックスジェネレータによる NASA Common Research Model の空力特性改善, 第46回流体力学講演会/第32回航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム, 2A09 (2014).
• Sugioka, Y., Koike, S., Nakakita, K., Numata, D., Nonomura, T., Asai, K., “Experimental analysis of transonic buffet on a 3D swept wing using fast-response pressure-sensitive paint,” Experiments in Fluids 59:108, 2018.

タイトルに関連する用語 (2件)： モード分解 ,  二次元翼