抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アイスクリームは,気泡,脂肪球,氷晶および未凍結血清相から成る。アイスクリームの物理的および化学的特性はその微細構造に依存する。特に,アイスクリーム中の気泡は,レオロジー特性,安定性,およびクリーム性のような様々な特性を決定するために重要な役割を果たす。本研究では,物理特性の1つである融解特性に及ぼすアイスクリーム中の気泡の影響を調べた。アイスクリームの凍結プロセスには,羽根車によるバッチ冷凍庫を利用した。アイスクリーム中の気泡の量とサイズを,羽根車の攪拌速度によって制御した。アイスクリームに取り込まれた気泡の量は,自由表面がより集中的に妨害されるので,より高い攪拌速度で増加した。さらに,気泡サイズのより狭い分布がより高い攪拌速度で得られた。アイスクリームの融解特性に関して,アイスクリームの融解を,時間の関数としてメッシュスクリーンを通して硬化アイスクリームからドリップする質量を測定することによって定量化した。融解速度はアイスクリームのオーバーランの増加と共に増大した。したがって,見かけの熱伝導率はアイスクリーム中の気泡量の増加とともに増加すると結論できる。(翻訳著者抄録)