抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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人間が音声を習得する能力をコンピュータ上で再現するためには,音声とそれに紐づく概念を理解すること,対話における相手の発話音声を認識すること,状況認識に基づいて発話内容を決定しそれを発声することが必要である.我々はこれまでの研究で,音声画像データから視覚情報に接地された単語概念を自動獲得し,状況(状態)に応じて適切に単語発話を行う音声言語獲得エージェントを実現した.しかしエージェントが発話を行う状態は,入力画像とエージェントの内部状態のみにより規定されることが想定されていた.本研究では,音声質問を状態に加える拡張を行う.シミュレーション実験により,エージェントが対話試行を通して質問音声と画像,および自身の内部状態に基づいた適切な発話を学習することを示す.さらにタスク設定として音声質問に否定表現を含めた実験を行い,学習時には存在しない入力の組み合わせが与えられた場合でも否定概念の理解のもと適切な返答を行えることを示す.(著者抄録)