抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アンチモン(Sb)はヒ素(As)と同族元素であり,慢性毒性が強く,近年環境中への汚染が問題視されている元素である。Sbの毒性および環境中での動態は,その酸化数によって大きく異なると考えられており,形態に注目した挙動解明が急務とされている。本研究では,酸化還元状態を変化させた室内実験土壌中のSbのスペシエーションをXANES法によっておこなった。ヒ素を用いた同様の室内実験ではAs(III),As(V)が土壌中に混在していたのに対し(Takahashi et al.,2004),Sbは非常に還元的な環境中でもほぼSb(V)として存在していることがわかった。これは市之川アンチモン鉱山周辺の天然試料の結果とも調和的であり,Sb(V)が非常に安定な化学種であることを示唆している。また,時間変化実験からSb(III)は数日間でSb(V)へほぼ完全に酸化されており,非常に酸化反応速度が大きいことがわかった。(著者抄録)