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J-GLOBAL ID：202102276788208144   整理番号：21A2215640

カオリンクレー懸濁液圧入による高透水性砂質層の透水性低減効果に関する基礎的研究

A FUNDAMENTAL STUDY ON THE EFFECTIVENESS IN PERMEABILITY REDUCTION BY INJECTING PRESSURIZED KAOLIN CLAY SUSPENSION INTO HIGHLY PERMEABLE SAND LAYER

著者 (4件)： 高橋啓介 (岡山大学 大学院環境生命科学研究科) ,  小松満 (岡山大学 大学院環境生命科学研究科) ,  岩田徹 (岡山大学 大学院環境生命科学研究科) ,  瀧本弘治 (山陽クレー工業株式会社)
資料名： 土木学会論文集 C(地圏工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. C (Geosphere Engineering) (Web))
巻： 77  号： 3  ページ： 233-247(J-STAGE)  発行年： 2021年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 2185-6516  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,都市部でのトンネル工事において未固結地盤を主とする地質に対してもNATM工法を採用するケースが増えている.高透水性の砂質層の出現により湧水が問題となった場合,止水工法などの補助工法が必要となるが,採用するグラウト材の種類や使用量によっては,工事費の増大や地下水環境への負荷が問題となることから,新たな材料の開発が必要である.そこで,本研究では岡山県産の粒径の異なる2種類のカオリンクレーに着目し,高い動水勾配の一次元浸透条件下でカオリンクレー懸濁液を圧力注入した場合の挙動を調査した.その結果,透水係数を最も低下させることのできる最適な濃度と粘性が存在することが判明し,その要因について注入時のグラウタビリティー比と注入後の間隙内移動から考察を行った.(著者抄録)

シソーラス用語： *トンネル掘削 ,  *止水 ,  *注入工法 ,  カオリン ,  懸濁液 ,  新オーストリア工法 ,  砂質土 ,  砂層 ,  地山 ,  透水性 ,  透水性土 ,  湧水 ,  地下水流動 ,  排出抑制 ,  透水係数 ,  *補助工法
準シソーラス用語： 未固結地山 ,  湧水抑制

著者キーワード (5件)： NATM ,  kaolin clay suspension ,  hydraulic conductivity ,  hydraulic gradient ,  viscosity

分類 (1件)： トンネル工事  (RC05031E)

引用文献 (32件)：

• 1) 國見宏,河田孝志:都市NATMの切羽安定について,土木学会論文集,No. 421/VI-13, pp. 253-262, 1990.
• 2) 三谷恭浩:福岡市営地下鉄七隈線博多駅陥没事故とその復旧工事,地盤工学会誌,Vol. 67, No. 8, pp4-5, 2019.
• 3) 高橋啓介,光増朝久,吉本治憲,大金隆宏,小松満:都市域山岳NATM施工における軟弱地山に対する補助工法の採用事例,地盤と建設,Vol. 36, No. 1, pp. 153-160, 2018.
• 4) 最新地盤注入工法技術総覧編集委員会編:最新地盤注入工法技術総覧,産業技術サービスセンター,pp. 79-85, 1997.
• 5) 地盤工学会:地盤工学・実務シリーズ 24,山岳工法の調査・設計から施工まで,pp. 144-145, 2018.

タイトルに関連する用語 (6件)： 懸濁液 ,  圧入 ,  透水性 ,  砂質 ,  低減効果 ,  基礎的研究