文献

J-GLOBAL ID：202202213273093941   整理番号：22A1071099

大型風力発電システムの技術変遷と高温超伝導風力発電機の技術的現状

Technology Transition of Large Scale Wind Turbine System and Technology Status of High Temperature Superconducting Wind Turbine Generator

著者 (1件)： 福井聡 (新潟大学・自然科学系・情報電子工学系列・電気情報工学専攻(工学部・工学科・電子情報通信プログラム))
資料名： 低温工学  (Journal of Cryogenics and Superconductivity Society of Japan)
巻： 57  号： 2  ページ： 87-100(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： S0846A  ISSN： 0389-2441  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 産業革命前からの平均気温上昇を1.5°C以下に抑える気候変動対策として,2050年までに温室効果ガスの中立化を目指す様々な取り組みが行われている。このカーボンニュートラルを実現するために,再生可能エネルギーの大量導入が重要な課題となっている。再生可能エネルギーの中でも,風力発電は発電コストが低く,発電量も多いという利点がある。世界の風力発電の設備容量は,新規導入分6040万kWを含め,2019年末までに651万kWに達している。2019年の年間成長率は約9%であった。風力発電の市場は着実に拡大し,さまざまな技術開発が盛んに行われている。本稿ではまず,大規模風力発電の技術動向と変遷をまとめた。最近のHTS風力発電機開発の代表的な成功例として,エコ・スウィング・プロジェクトの成果をレビューする。エコ・スウィング・プロジェクトの成果に従って,HTS風力発電機の技術状況を議論する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *発電機 ,  *高温超伝導 ,  温室効果ガス ,  物質収支 ,  再生エネルギー ,  成長率 ,  技術開発 ,  文献展望 ,  超伝導磁石 ,  *風力発電機 ,  気温上昇 ,  カーボンニュートラル ,  設備容量 ,  技術動向
準シソーラス用語： *風力発電システム ,  気候変動緩和 ,  再生可能エネルギー ,  発電コスト ,  レビュー文献 ,  HTS磁石

著者キーワード (4件)： 大規模風力タービン ,  HTS発電機 ,  大規模風力タービン ,  HTS発電機

分類 (2件)： 超伝導磁石  (BM04042N) ,  風力発電  (NB03120Q)

引用文献 (73件)：

• 1) Global Wind Energy Council: “Global Wind Report 2019”, https://gwec.net/wp-content/uploads/2020/08/Annual-Wind-Report_2019_digital_final_2r.pdf(参照:2021-11-10)
• 2) 七原俊也:「風力発電とその電力システムへの連系」,コロナ社,東京 (2021)
• 3) Seawind Ocean Technology Holding B. V., https://seawindtechnology.com/wp-content/uploads/2020/04/WPM_0420_Windtech.pdf(参照:2021-11-10)
• 4) Aerodyn Engineering GMBH, https://aerodyn-engineering.com/fileadmin/Download/aerodyn_engineering_Data_sheet_SCD_nezzy.pdf(参照:2021-11-10)
• 5) P. Jamieson: “Offshore wind turbines. innovation in wind turbine design”, John Wiley & Sons, Ltd. (2011) 131-142

タイトルに関連する用語 (5件)： 大型 ,  風力発電システム ,  高温超伝導 ,  風力発電機 ,  現状