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J-GLOBAL ID：202202222636429024   整理番号：22A2778921

考古学における三次元計測の応用 遠賀川式土器の形態に関する数理的考察-田村遺跡,矢野遺跡,綾羅木郷遺跡を中心に-

A Mathematical Study on Outline Morphologies of Yayoi Pottery: A Case Study Focusing on the Ongagawa-style Pottery from the Tamura, Yano, and Ayaragi-go Sites

著者 (6件)： 野下浩司 (埋蔵文化財セ) ,  野下浩司 (九大 大学院理学研究院) ,  金田明大 (埋蔵文化財セ) ,  田村光平 (東北大 学際科学フロンティア研/東北アジア研究セ) ,  中川朋美 (南山大 人類学研) ,  中尾央 (南山大 人文/人類学研)
資料名： 奈文研論叢  (Papers of Nara National Research Institute for Cultural Properties)
号： 3  ページ： 65-82  発行年： 2022年03月18日 
JST資料番号： F2582A  ISSN： 2435-452X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,弥生時代前期の遺跡から出土した遠賀川式土器の形態変異を定量化することによって,その時空間的な類似を可視化することを目的とする。具体的には板付・雀居遺跡といった遠賀川式土器の成立地域を出発点とし,田村遺跡,綾羅木郷遺跡,矢野遺跡といった遠賀川式土器が一定期間に渡って多数出土している遺跡を対象に,そこから出土した甕形土器について,球面調和関数および楕円フーリエ解析を用いてその形態を解析した。その結果,従来より想定されてきた地域的・時期的な変遷が定量的に裏付けられた。両手法による解析結果は,三次元データを解析した時の方がより詳細な形態変化を追えているという利点がある一方,二次元データの解析でもおおむね類似した結果が得られており,両手法の長所短所を考慮して使い分けていく必要があるだろう。(著者抄録)

シソーラス用語： 考古学 ,  福岡県 ,  遺跡 ,  *土器 ,  三次元測定 ,  球面調和関数 ,  Fourier解析 ,  *形状測定 ,  主成分分析 ,  時期 ,  地域 ,  データ解析 ,  三次元データ ,  数値化
準シソーラス用語： 定量化 ,  弥生時代

分類 (1件)： せっ器・陶器・土器の性質  (YC03040R)

タイトルに関連する用語 (7件)： 考古学 ,  三次元計測 ,  応用 ,  遠賀川 ,  土器 ,  形態 ,  遺跡