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J-GLOBAL ID：202202223413601927   整理番号：22A0047919

磁場マップを用いた屋内位置測位システムの開発 スマートフォンを用いた歩行軌跡の精度検証

著者 (2件)： 清水友理 (大成建設) ,  赤井直紀 (名古屋大)
資料名： 大成建設技術センター報(CD-ROM)  (Report of Taise Technology Center (CD-ROM))
号： 54  ページ： ROMBUNNO.49  発行年： 2021年12月01日 
JST資料番号： G0744B  ISSN： 1348-3366  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 商業施設,主要駅,空港,病院等の不特定多数が利用する室内空間において,ナビゲーション等を目的とした屋内位置情報サービスのニーズが高まりつつある。しかし室内はGPSが届きにくく,コスト面,維持管理面や汎用性などの課題から屋内位置測位手法は普及に至っていない。この課題を解決するため本研究では,構造体自体がもっている磁場から構成した面的な磁場マップと人が持参するIoTデバイス(スマートフォン)の内蔵センサ(9軸センサ)から位置測位するシステムを開発した。その結果,9軸センサ単体での移動量推定では誤差が蓄積していくのに対し,磁気センサ値をもとに磁場マップを参照し位置補正を行うことの有効性を確認した。今後は初期位置の推定遅延などの課題の解決を行い,実建物への適用を進めていく。(著者抄録)

シソーラス用語： 位置決め ,  *屋内環境 ,  *位置情報 ,  情報サービス ,  位置測定 ,  磁場 ,  地図 ,  スマートフォン ,  電子装置 ,  磁気センサ ,  補正 ,  軌跡 ,  *情報システム
準シソーラス用語： IoTデバイス ,  位置補正 ,  屋内位置決め ,  歩行軌跡

分類 (1件)： 電気・防災・防犯・昇降機設備,その他の建築設備  (RB06030R)

引用文献 (8件)：

• 新納敏文,加川幸雄:鉄骨構造物における残留磁気の実態とその発生過程の検証,日本建築学会計画系論文集, 第539号,pp. 97-102, 2001.1.
• M. Frassl, M. Angermann, M. Lichtenstern, P. Robertson, B.J. Julian, and M. Doniec:“Magnetic maps of indoor environments for precise localization of legged and nonlegged locomotion,” IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS), pp. 913-920, 2013.
• Naoki Akai and Koichi Ozaki:“Gaussian Processes for Magnetic Map-Based Localization in Large-Scale Indoor Enviroments” IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS), pp.4459-4464, 2015.
• 清水友理・佐藤貢一・加藤崇・渡邊朗子・長瀧慶明・森川泰成:人と空間が調和した知能化空間の基礎的検討, 大成建設技術センター報,第43号,13,2010.
• 清水友理・末田隆敏・佐藤康弘:音波・Beacon を用いた屋内位置検知システムの開発,大成建設技術センター報, 第48号,53,2015.

タイトルに関連する用語 (7件)： 磁場 ,  マップ ,  屋内位置測位 ,  開発 ,  スマートフォン ,  歩行軌跡 ,  精度検証