抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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木材は炭素固定の観点から環境に優しい材料として注目を集めている。したがって,木材材料市場も拡大しており,需要が高まっている。特に,自動車の内装,携帯電話ケーシング,ランプシェードなどの表面の利用が増加している。その適用において,外観は,それが売れ行きに直接影響するので,特に重要な特性である。こうした背景から,光透過性木材が最近多くの注目を集めている。一般に,木材は密度が高いほど,より多く光を吸収し,従って光透過性が低くなる傾向があると考えられている。しかし,これは木材の透明性の密度依存性によって必ずしもよく説明できるとは限らなかった。最近,木材の透明性には,細胞壁の吸収だけでなく細胞構造も考慮した,材料の界面内部構造での拡散が重要であることが明らかになってきた。光拡散を簡単なフレネルの式により記述できることが分かった。界面での透過と反射値は,細胞壁の屈折率と空気の屈折率の関係によって決まる。この特性を用いて,任意の部位のみ光を透過する木材の加工技術を開発した。本レビューにおいて,この加工技術の開発に必要な木材の階層構造について説明し,この技術の開発の過程において得られた木材の設計への洞察も示した。(翻訳著者抄録)