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J-GLOBAL ID：202202236283059641   整理番号：22A0062879

三次元流体解析を用いた水平版に働く揚圧力と開口率による圧力低減効果に関する研究

STUDY ON PRESSURE REDUCTION EFFECT BY UPLIFT FORCES AND APERTURE RATIO ON HORIZONTAL PLATFORM BASED ON GAS-LIQUID PHASE FLOW MODEL

著者 (6件)： 岡本大史 (中央大学大学院 理工学研究科 都市人間環境学専攻) ,  大久保寛 (日鉄エンジニアリング株式会社 海洋本部) ,  笠原宏紹 (日鉄エンジニアリング株式会社 海洋本部) ,  中村直志 (日鉄エンジニアリング株式会社 海洋本部) ,  渡部真史 (中央大学 理工学部都市環境学科) ,  有川太郎 (中央大学 理工学部都市環境学科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 77  号： 2  ページ： I_727-I_732(J-STAGE)  発行年： 2021年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,気液二相数値波動水槽を用いて進行波と重複波による水平版に働く揚圧力の解析及び床版に穴を設けることによる圧力低減効果の検討を行い,谷本らが示した既往の理論式との比較を行うことで揚圧力の作用特性に関する検証を行った.結果,重複波では直立壁と水平版,波面によって閉じ込められた空気の影響によるものであるふたやま型と称される波圧の出現が見受けられ,直接水平版に衝突せずとも囲まれた空気による圧力が生じていることが数値計算結果から確認することが出来た.また,その空気によって生じた圧力が開口を設けることによってある程度低減し,低減率は相対クリアランスや開口率に依存することが判明した.今後の検討としては,実務設計の汎用性を高めるために構造物側の応答性の検討や多方向不規則波による検討が求められる.(著者抄録)

シソーラス用語： *揚圧力 ,  波圧 ,  数値計算 ,  *開口部 ,  排気 ,  *減圧 ,  数値波動水槽 ,  行為
準シソーラス用語： *開口率

著者キーワード (6件)： uplift force ,  wave imapact ,  horizontal platform ,  air vents ,  progressive wave ,  standing wave

分類 (2件)： 港湾施設,港湾工事  (RC15020H) ,  流体波,流体振動  (BC02050Y)

引用文献 (9件)：

• 1) 谷本勝利,高橋重雄,和泉田芳和:水平版に働く揚圧力に関する研究,港湾技術研究所報告資料,VOL. 17,NO2,June 1978.
• 2) 椹木亨,後野正雄:桟橋床版に作用する揚圧力特性に及ぼす気層の効果に関する研究,土木学会論文集,第381号,pp. 141-149, 1987.
• 3) 谷本勝利,高橋重雄:直立消波ケーソンの上床版に働く空気圧縮揚圧力,第27回海岸工学講演会論文集,pp. 315-319, 1980.
• 4) 小俣哲平,伊藤一教,橋本敦史:エアバックによる衝撃揚圧力の低減効果に関する研究,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 75,No. 2,p. I_895-I_900, 2019.
• 5) Bozorgnia, M., Jiin-Jen Lee., Frederic Raichlen. WAVE STRUCTURE INTERACTION; ROLE OF ENTRAPPED AIR ON WAVE IMPACT AND UPLIFT FORCES., Coastal Engineering Proceedings, 2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： 流体解析 ,  揚圧力 ,  開口率 ,  低減効果 ,  研究