抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高齢者の健康寿命延伸と運動意欲向上に向け我々は以前に,自己顔混合によるエージェントの信頼性などの変化と信頼性と意欲の一定の相関を明らかにした.一方で,高齢者の自己顔混合では,先行研究と異なり信頼性に負の影響を与える場合も散見された.負の影響の原因は,しわ等の加齢に伴う顔特徴が混合されてしまうことにあると考えた.そこで,若年化した自己顔を混合することで,信頼性を向上させることができ意欲向上に繋がると考えた.自己顔の年齢及び混合率を変化させた顔の信頼性評価実験を実施し,得られた信頼性の評価値から最適な自己顔の年齢と混合率を調査した.また,同様の実験を高齢層との比較のため若年層にも実施した.結果,高齢層の男性は25歳及び0,女性は25歳及び0.2で最も高い信頼性が得られた.若年層の男性は54.93歳及び0.75,女性は25歳及び0.4もしくは25歳及び0.25で信頼性が他よりも高くなるという結果が得られた.以上より自己顔の年齢を変化させ,エージェントの顔に混合することで,信頼性を上昇させることが可能となり,意欲を引き出す顔画像エージェント実現への見通しを得た.(著者抄録)