抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アンモニウムジニトラミド(ADN)ベースのエネルギーイオン液体(EILs)は次の高エネルギー物質として期待されている。ADNベースのEILsは熱的に安定であるので,熱着火法を用いて着火現象を制御することは難しかった。著者らの研究グループは,電圧を印加することによるEILsの着火法に焦点を当てた。以前の研究は,ADNベースのEILsの着火の可能性を理論的に報告し,実験的に着火を実証した。しかし,適切な操作条件は,着火過程と現象の理解の欠如のために確立されていなかった。したがって,本研究の目的は,電圧印加実験(画像,温度および電流測定)の結果に基づいて,着火過程および現象を理解することであった。この実験では,電圧をADNベースのEILsの液滴に印加し,温度と電流測定を同時に行いながら液滴の挙動を高速カメラで映像化した。電圧印加過程を,電流挙動に基づき4つの相に分割した。第1相から第3相への遷移に必要な電力量は,異なる実験条件下で一定であった。着火遅延時間を測定する方法を確立した。さらに,試料の抵抗率を下げることにより,着火遅延時間を低減できることを明らかにした。(翻訳著者抄録)