抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最近,ヘアスプレーや殺虫剤など,さまざまなスプレー製品が室内で使用されている。確かにこれらの製品は便利だが,噴霧時に放出される粒子状物質やガス状汚染物質が室内の空気環境を悪化させ,作業者の健康に悪影響を及ぼすことが懸念されている。さらに,作業条件によっては,粒子状物質や揮発性有機化合物(VOC)が室内に長時間残留することもある。したがって,作業中の曝露の可能性だけでなく,使用後数時間の二次曝露の可能性にも注意を払う必要がある。製図室では,製図や模型製作のためにスプレー塗料やスプレー糊を使用することが多い。これらの製品に含まれる化学物質の中には,使用者や周囲の人への有害性が懸念されるものもある。そこで本研究では,工作に頻繁に使用される2種類のスプレー製品を用いて,いくつかの実験を行い,スプレー製品の使用による空気環境への影響を調査した。その結果,室内空気汚染を抑制するためには,局所換気装置の設置や物質付着面の最小化が必要であることが示唆された。(翻訳著者抄録)