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J-GLOBAL ID：202402266048027487   整理番号：24A1760320

荷重制御疲労試験時のTi-6Al-4V細線の破壊形態

Fracture Morphology of Ti-6Al-4V Thin Wire Under Load-Controlled Fatigue Test

著者 (3件)： 坂本惇司 (岡山大) ,  多田直哉 (岡山大) ,  上森武 (岡山大)
資料名： チタン  (Titanium Japan)
巻： 72  号： 3  ページ： 227-231  発行年： 2024年07月29日 
JST資料番号： G0043A  ISSN： 1341-1713  CODEN： CHITF5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,Ti-6Al-4V細線の疲労特性を調べるために,Ti-6Al-4V細線の試験片を用いて荷重制御疲労試験を行った。試験片の伸びを疲れ試験中に測定した。疲労試験後,試験片を走査電子顕微鏡で観察した。その結果,高応力範囲ではラチェッティング型破壊が発生し,壊低応力範囲では亀裂型破が発生した。2つの破壊形態間の遷移は,最大応力が0.2%耐力以下の領域にあることが分かった。ラチェッティング型破壊では,試験片の公称歪は疲労試験の初期段階で急激に増加し,その後公称歪はほぼ一定の速度で増加して破壊に至った。一方,亀裂型破壊では,公称歪の増加はラチェッティング型破壊と比較して小さかった。したがって,亀裂型破壊試験片では,歪蓄積による破壊の前に,亀裂が発生,伝播した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 金属材料 ,  金属線 ,  *チタン合金 ,  疲れ試験 ,  *疲れ強さ ,  形態 ,  破面検査 ,  ラチェット【材力現象】 ,  荷重 ,  歪測定 ,  金属細線 ,  *破壊形態 ,  荷重依存性 ,  インプラント用金属材料 ,  *機械的性質 ,  *強度 ,  計測
準シソーラス用語： 疲れ亀裂 ,  生体用金属材料 ,  疲労試験 ,  ラチェッティング

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (6件)：

• 成島尚之,軽金属 55(11)(2005)561-565.
• S. Miyazaki, H. Fujita, H. Hiraoka, Scr. Metall. 13 (6) (1979) 447-449.
• 坂本惇司,高木佑輔,上森 武,多田直哉,日本機械学会論文集 86(882)(2020)19-00351.
• J. Sakamoto, N. Tada, T. Uemori, Mater. Sci. Eng. A 863 (26) (2023) 144532.
• B. Yang, C. Motz, W. Grosinger, G. Dehm, Mater. Sci. Eng. A 515 (1-2) (2009) 71-78.

タイトルに関連する用語 (4件)： 疲労試験 ,  Ti ,  細線 ,  破壊形態